仮想通貨で有名なビットコインはマイニング(採掘)で報酬を得られますが、取引の承認プロセスがビットコインと異なるリップルにはマイニングがありません。
リップルの購買以外にもリップルを手に入れる方法があるので紹介します。
リップルにはビットコインのようにマイニングは存在しない
ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)は取引の承認方法が異なります。
パブリックチェーンであるビットコインは、マイニングプールに参加する不特定多数のマイナーたちが承認作業をすることで、取引内容の偽装を防止する仕組みになっています。
マイナーに承認作業に参加するメリットとして、マイニング報酬を付与するためマイニングが必要になります。
それに対してコンソーシアムチェーンのXRPは取引の承認を、権限を持つ少数の団体が行うためマイニング報酬を付与する必要がありません。
つまりXRPにはマイニングが存在しません。
↓ビットコインのマイニングについての詳細は次の記事で記載済み
[blogcard url=”https://pera-pera.com/mining-80″]
↓パブリックチェーンやコンソーシアムチェーンについては次の記事で記載済み
[blogcard url=”https://pera-pera.com/blockchain-2-99″]
リップル社が発行する仮想通貨のXRPは、発行総量が1000億XRPと決められていて、はじめに1000億XRPすべてが発行されています。
この1000億XRPについては、リップル社のほか、リップルに出資をしているGoogle、アップルなどが保有しています。
マイニングが存在しないため、取引が承認されてもXRPの数は増えません。
追加で発行されることがないXRPですが、2017年12月にリップル社は自社が保有する550億XRPのロックアップを完了し、2018年1月以降、毎月10億XRPずつロックアップを解除しています。
そのため、1000億XRPすべてが市場に出ることはありません。
(ちなみにXRPは、支払いなどで利用すると消滅していく仕組みになっているため、XRPの総量は少しずつ減少していきます。)
↓ロックアップについての詳細は次の記事で記載済み
[blogcard url=”https://pera-pera.com/ripple-3-145″]
取引所での購入以外にリップルをもらうやり方はある?
World Community Gridというプロジェクトに参加すると、リップルを副次的にもらうことができます。
World Community Gridとは、グリッド・コンピューティング(ネットワーク上にある複数のコンピューターの計算能力や情報格納領域を結び付けて処理をする手段)で非営利活動をするプロジェクト。
コンピューターの余剰時間や余剰リソースを提供して、医療やエネルギーなどに関する計算を行い、その結果を送信することで活動に貢献することができます。
コンピューターのバックグラウンドで処理が行われるため、はじめにWorld Community Gridでアカウント登録やソフトウェアのインストールなどを終えたら特にすることはありません。
↓World Community Grid公式サイト
https://www.worldcommunitygrid.org/join.action#signup