日本国内の61もの銀行が加盟する「内外為替一元化コンソーシアム」がスマートフォン向けの送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」を提供すると発表しました。

一般公開は2018年の夏以降を予定。同アプリの使い道や利用可能な銀行などを紹介します。

「Money Tap」の使い道は?リップル社のブロックチェーンを活用した送金アプリ

「Money Tap」は、リップル社のブロックチェーン技術を活用した個人間の送金アプリです。

リップル社の「xCurrent」という最新ソリューションをクラウド上で実装する次世代金融基盤の「RCクラウド2.0」に接続。

参加している銀行間であるならば、リアルタイムで安全かつローコストに送金を行うことができます。

 

2018年夏の一般公開の段階では、住信SBIネット銀行・スルガ銀行・りそな銀行の3つの銀行が対応。

iOS / Androidのアプリで、電話番号やQRコードを用いて送金が可能になります。

指紋認証機能も組み合わせて、ユーザーエクスペリエンスとセキュリティの両立を図る模様。

 

参加銀行は内外為替一元化コンソーシアムの加盟銀行を中心に順次拡大

「Money Tap」の対応銀行は内外為替一元化コンソーシアムの参加銀行を中心に順次拡大予定です。

三菱東京UFJ銀行やみずほフィナンシャルグループなども、このコンソーシアムに参加しているので、これらの銀行でもいずれ使えるようになるのでしょう。

 

今後は外為機能や法人向け機能も追加予定

「Money Tap」を発表した内外為替一元化コンソーシアムは、内国為替と外国為替を一元化して、24時間リアルタイムで送金できるインフラの構築を目指しています。

そのため現段階のMoney Tapは個人間送金に機能を絞っていますが、将来的には外為機能を追加を目指しています。

さらには「アルバイト代の日払い」といった法人向け機能の提供も予定です。