仮想通貨のニュースでよく目にする「上場」ということば。
仮想通貨の価格に影響するため上場の情報は話題になります。
「仮想通貨の上場の意味とは何なのか」を簡単に説明しています。
仮想通貨の上場とは?意味を簡単に説明
仮想通貨の上場とは簡単に言うと、ある銘柄の仮想通貨が仮想通貨取引所で取り扱いされるようになることです。
アメリカにコインベース(coinbase)という仮想通貨取引所の運営会社があります。
コインベースは、仮想通貨取引所のGDAXを運営していますが、2017年12月20日にGDAXにてビットコインキャッシュ(BCH)の取り扱いが開始されました。
この例では「ビットコインキャッシュがGDAXで上場した」ということになります。
日本では仮想通貨法が成立しており、仮想通貨を取り扱いをする業者は内閣総理大臣による登録を受けていなければ事業を行えないように定められています。
この登録を受けた業者を仮想通貨交換業者と呼びます。
日本における新しい仮想通貨銘柄の上場については法律に基づいて運用されることになるでしょう。
上場すると価格は上がる?ガセでも暴騰する
仮想通貨がいろいろな取引所で扱われるようになると、その銘柄の取引がより盛んになることが期待されます。
その結果、上場前後の価格は暴騰する可能性が高いです。
例えば、先ほど挙げたコインベース(GDAX)のビットコインキャッシュの例で言うと、ビットコインキャッシュがGDAXで上場した12月20日の数日前から、ビットコインキャッシュの価格は当時のレートの2倍近くに急上昇しました。
上場後の値上がりを期待した多くの人がビットコインキャッシュを買い求めたのです。
(その後、しばらく高い価格を推移していましたが、1か月後にはGDAX上場前の水準に戻ってしまいました。)
同じく、GDAXでリップル(XRP)の上場が噂になり、2018年3月5日にリップル(XRP)は大きく値上がりしましたが、3月6日にコインベースがリップル(XRP)の上場を否定したため、その発表後にリップル(XRP)は暴落しました。
結果的にリップル(XRP)上場の情報はガセだったわけですが、ガセでも価格に影響を及ぼすのです。
ということで、仮想通貨の上場の情報は(一時的だとしても)値上がりにつながるため、「いつ、どこの取引所で、どの銘柄の仮想通貨が上場するのか」という情報が注目され、話題になっています。